美ヶ原高原 星空へ続く宿【山本小屋ふる里館】 山本小屋ふる里館　社長より　５つのこだわり

１　宿がやりたい

宿がやりたい。現、王ヶ頭ホテルの次男として美ヶ原高原で生まれ育った私にとって、そう考えてしまうのは自然な事かもしれません。

毎日、刻々と変わる山並みの美しさ、可愛らしい高山植物の数々、星の輝き、ご来光、そして雲海などを目の当たりにしている私には、ほとんどの観光のお客様が1時間ほどの滞在で、美ヶ原に行った気になって帰って行くのが残念でなりませんでした。 そう、ここは広い美ヶ原の入り口にすぎないのです。
素晴らしい山並みも、雲海も、地平線まで続く星空もぜんぶ味わって頂きたい。ぜひ、1人でも多くの方に『アルプスの展望台』とも『日本一高く広く美しい高原』とも称される美ヶ原の魅力を感じて頂きたいと思います。

時に厳しく偉大で、時に繊細な大自然の中に身をおくと、日々の疲れやストレスからスッと開放されることでしょう。

売店と併設の小さな宿、ロビーもない、客室も決して広いとはいえない山小屋ですが、先代、先々代から守り伝えし、 田舎のおもてなしの心を忘れることなく伝えていきたいと思います。
先代が、毎朝『ご来光がきれいです』と放送を入れ、『朝露自然教室』と称して草花や山々を案内し、夜には四季のスライド上映、キャンプファイヤー、月の観望会を30年以上毎日1人で開催してきた、そんな自然とともに共生した宿。 ある常連のお客様は、友人に『おまえは何が良くてあんな木賃宿に毎年行くのか?』と驚かれるんだと、おっしゃっておられました。
『でも来年もまた来ます』と言っていただける宿。そんな宿でありたいと思います。

【山本小屋ふる里館　小澤源司】

 

小澤蔵生を偲んで

先代・小澤蔵生が2015年2月27日に74歳にて生涯を閉じました。こちらは毎晩行われていたスライド映写会音声です。
懐かしんでお聞きくだされば幸いです。
小澤 源司

２　イベント

美ヶ原早朝絶景ツアー
早朝6時30分、朝の王ヶ鼻ツアー出発の時刻です。
山の天気は変わりやすく、霧で視界が悪そうに思える日でも、王ヶ鼻からは素晴らしい展望が見られることもあります。
ふる里館は、お一人でも朝出てきて頂けば、必ずツアーを開催いたします（マイクロバス利用）

スターウォッチングツアー
夜には、大きなドブソニアン31cmの天体望遠鏡で、月のクレーター、土星の輪などをご覧頂きます。
また、雨の日においては、望遠鏡を出すかどうかの判断は直前でしますが、鹿は毎日見に参ります。(マイクロバス利用)★夜のナイトツアーは、雨の日は星も見えず、野生の鹿も出て来ないため、中止になります。

また、お客様によっては、とにかく静かに過ごしたい！という方もいらっしゃいます。
小さいところだと、お客さまの方が何となく気疲れしそう！なんて心配に感じませんか？
ふる里館は、お客様のプライバシーなどにも配慮して、お客様の必要なサービスを必要なだけご提供したいと考えております。
イベントは、すべて自由参加です。そのときの気分で、時間になりましたらロビーへお集まりください。


３　料理へのこだわり

美ヶ原への登山口『天下の名水桜清水』の湧き出る標高1500mの地に、直営の『桜清水茶屋』があります。昔から、登山者ののどを潤してきた清らかな湧き水。この水で2年間大切に育てられたのがふる里館自慢の『岩魚』。

そして、桜清水茶屋の営業用に毎日確保する新鮮な山菜やきのこ、山ぐりなどを、毎日、松本より運んでいます。 岩魚は、焼く寸前までふる里館の活けすで生かしてありますから、本当に新鮮です。炭火でじっくり1時間以上かけて焼くと、自然の旨みが出て何ともいえません。

春には、みずみずしい山ウドやこごみ、わらびや野生のホップの芽など、山菜が食卓にのぼります。
夏には、新鮮な岩魚の刺身や料理長自慢の手打ちそば、秋には、松茸も登場します。
季節感にこだわった旬の素材を、シンプルに調理してご提供いたします。


４　施設へのこだわり

ふる里館の外は一面の大パノラマの世界。
お部屋からもお風呂からも食堂からもこの素晴らしい景色を楽しんでいただけるよう配慮いたしました。
また、山の上でも、快適なご滞在をして頂ける様、全室にウォシュレットを完備。
ご高齢のお客様にも安心してご利用して頂ける、エレベーターも設置致しました。

美ヶ原高原をより楽しく、長く快適にご滞在いただきますために、ふる里館ではお土産やさんと売店を併設しております。
ぜひ美ヶ原の思い出にご利用くださいませ。


５　１泊限定

ふる里館は、諸事情により1泊限定とさせていただいております。
というのも、食材などの無駄をなくすことで、『値段以上に価値がある』と思っていただけるお宿を目指しており、
1泊のお客様に全ての力を注ごう！
というのが私共の強い思いなのでございます。
少しでも多くの皆様に、日本一とも謳われる美ヶ原高原を、そして古より伝わる山のおもてなしをご堪能頂ければと思います。
大勢の皆様のお越しを、心よりお待ちしております。